大阪弁編64に関する解説第2弾。
今日は「ああだこうだ言い訳はよろしい。」にあたる”shoulda woulda coulda”について見ていきましょう。
間違いなく学校で習うことがないこのフレーズ。
成り立ちからご説明します。
Shoulda, coulda, woulda はそれぞれ、
下記が短縮されたものです。
Should have
もし~だったら、~すべきだったのに
Could have
もし~だったら、~できたのに
Would have
もし~だったら、~しただろう
「仮定法過去完了」と呼ばれる3パターンで、これは過去の話を仮定して使うときの文法です。また、過去の事実と反対のことを話す時に使うというのも特徴です。
大阪弁編64でも使用されています。
↓
“I should have called you to let you know I was gonna be late.”
「パパに遅くなるって電話すればよかったんやけど」
娘さんは実際お父さんに電話をしていませんでした。そのため、しておけばよかったという後悔を述べています。
そのあとでお父さんは
“Yeah, yeah. Shoulda, coulda, woulda. “
と、はねのけていましたね。
このShoulda, coulda, wouldaは、3つセットで使われます。
目の前にあったチャンスを活かせず行動を起こせなかったことに文句を言っている人や、ダラダラと続くいい訳に対して嫌みを言う時によく使われます。
大阪弁で言うなら
「ああしてたらこうしてたらて、どうでもええわ。」
「つべこべ言うてもむだやで。」
てなところでしょうか。
使うチャンスがなかったとしても、映画などを観ていてこの表現を聞き取れたら面白いですね!
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